UPS「BY50S」を買ってみた

2010年10月03日 22時13分 PC関連 • Tags: ,



このサイトは執筆現在、自宅サーバで運用中。停電や掃除による瞬電も気にしなーいの精神で運用してきたが、最近DDNS(ダイナミックDNS)の更新反映タイミングが遅い。1時間近く待たされてようやく反映とか、Googleのランクが落ちちゃうよーって感じだったので、ルータの常時稼働のためにUPS(無停電電源装置)を導入することを決意。今回は某ランキングサイトの評判からオムロンの「BY50S」を選択してみた。

UPSは個人ユースではそれほど縁の無い機器だ。テレビの録画機器などを利用していれば、UPSはあれば便利な機器ではあることには間違いないが、そのために数千円から数万円もする機器を購入し、さらに数年に一度はバッテリーの交換が必要な保守費用のかかるUPSを導入するメリットはそれほどない。必要だとすればアニメをPCに全て録画するような人間や大量のアクセスをさばく有名Webサイトを自宅サーバに構築する人間、もしくはオレのような形だけ揃えたい人間だけだろう。もちろん命を延命するための装置なども常に電気が必要であろうが、こういう機器はバッテリーが内臓されているであろう(勝手な想像だけど)。このため通常の家電量販店には置いていない可能性があり、通販での購入を検討してみたらいかがだろう。

■製品紹介
さて話はBY50Sに戻る。まずはスペックを紹介。ここ(ってか電気系全般)は完全に無知だけど、正弦波出力ということが良いらしい。

ボルトアンペア(VA) 500VA
ワット(W) 300W
バッテリ交換 ○(ホットスワップ)
出力コンセント数 4
バッテリ寿命 4~5年
出力 正弦波出力
機能 自動シャットダウン、UPS自動停止

外付けHDD/NASのHDDの代わりにバッテリーを搭載したような外見なので、少なくとも軽いものではないが、特別重いわけではない。箱は少し大きめで、中の緩衝材はしっかりとし、最近のエコ思考のPCよりも頑丈に守られていると思われる。バッテリーや電源は火災のもとになりやすいため、これは安心できる。

前面には給電スイッチとステータスの表示部分がついており、給電スイッチを入れるとステータスが「On」となり、接続した危機への電気の供給が可能となる。後面には電源コンセントが4つついており、消費電力にもよるがサーバ3台とルータを接続することが可能だ。ちなみにバッテリーの交換時期になるとランプが点滅し知らせてくれるらしい。本体には縦置きのためのゴムが付いているが、付属のゴムで横置きにすることも可能だ。

前面には給電スイッチとステータス表示

後面には4つの電源コンセント

付属品は電源プラグの3PIN→2PINの変換プラグ、PCと接続するためのUSBケーブル、説明書やセットアップCD類だ。BY50Sの電源プラグは3PINのため日本の一般家庭では2PINへの変換が必要だ。またPCからUPSの状態を確認する場合はUSBケーブルで接続する。バックアップ電源として利用するだけであれば接続は不要だ。

3PINの電源プラグを2PINに変換

■バッテリー耐久テスト
製品の説明はここまでとして、実際にBY50Sのバッテリーがどのくらいの時間もつのか試してみよう。計測したのは一般家庭で使われているPCよりはワンランク上のスペックのPCで試した。

CPU Core i7-875K 2.93GHz 4コア8スレッド
メモリ 2GB×2 CMT4GX3M2A2000C8 PC3-16000(DDR3-2000MHz)
HDD 7200rpm
グラフィックス MSI GeForce GTX 460 HAWK
マザーボード AsRock P55Extream4
電源 CMPSU-850AXJP(80PLUS GOLD)
CPUクーラー CNPS9900NT

他に計測条件として、バッテリーはフルで充電し、PC以外は別電気コンセントを利用した。また計測中はMicrosoft Security EssentialsでHDDのフルスキャンを繰り返した。この構成・条件でもグラフィックス機能を全く利用していないため、フルスキャンでも消費電力は約90W前後で推移した。

最初に少しネタバレすると計測中はデジタルカメラの動画撮影を回し、バッテリーの切れる瞬間を収めようと試みたが、デジタルカメラの撮影時間が先にMAXとなり、最後まで撮影できなかった。

計測中の動画(途中から早送り)

結果

  • 総時間:26分10秒
  • 警告:UPSバッテリー切れの3分前

この結果を見てびっくりした。バッテリーは10分ももたないと思っていたが、26分強ももってしまった。実際の時間は利用機器の消費電力にもよるが、自宅サーバ1~2台の用途であれば、サーバやルータの電源を落とすことなく瞬電の対応をとる時間は十分にあるようだ。

■ユーティリティ
UPSの使い方を考えれば当然といえば当然だが、BY50Sのほんの少し残念なところはバッテリーの残量が本体からはわからないところだ。残量が少なくなればステータスが警告に変わるものの、充電中にどの程度の残量なのかを確認するためには、PCに付属のユーティリティソフトをインストールし、PCとBY50Sを接続しなければならない。ただし残量の確認については通常運用で問題になることは少ないだろう。

付属のセットアップCDには、UPSに電源が切り替わった際に自動シャットダウンを行うものが複数収録されている。利用用途に応じてインストールを行えばよいが、ここでは一番高機能なPowerAct Proをインストールする。PowerAct ProにはUPSの状態を確認するための機能も含まれる(ただしWebサーバのインストールが必要であり、すでに競合環境が入っている場合は注意が必要)。

自動でインストーラーは起動しない

UPSの状態を確認するためにはWebサーバのインストールが必要

UPSの状態は自身のWebサーバ上で確認

と、ここまでしか確認せず、サーバ環境に放り込んでしまったので、これ以上の確認はできそうにない。自動シャットダウンなどは製品のサイトで説明書がダウンロードできるようになっているため、そちらで確認してほしい。正直、UPSが家のサーバ環境に必要であったかは疑問だが、これでまた一つサーバ環境が整ったと思うだけで、うれしくなっちゃうので良しとしよう。



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